SBS スプリングボーン設定スクリプト
これは,VRMの揺れもの,スプリングボーンのパラメータを設定するjavascriptです。
VRoidの髪型や衣装の揺れものは,スプリングボーンが使われています。
スプリングボーンは,モデルの動きに合わせて角度が変わるボーンです。
硬さや重力などのパワメータを設定して動き方を決めています。
VRoidの髪型では,硬さと重力,竈突半径を設定できるようになっていますが,
揺れ方を設定を確認するに,撮影モードにしないといけないので,細かな調整は時間がかかります。
このスクリプトでは,揺れ方を設定するとすぐに反映されます。
また,スカートやロングコートなどの衣装の揺れ方も設定できますので,
スカートぼわんの対策にも使えます。
最新スクリプトの実行
旧スクリプトの実行 (20221230)
amazon
ほしいものリスト
使い方
- VRMファイルのエクスポート
VRoid studioで,VRMファイルをエクスポートします。
- スプリングボーン設定スクリプトへアクセス
Webブラウザで,スプリングボーン設定スクリプトのページを開きます。
- VRMファイルの選択
エクスポートしたVRMファイルを選択します。
VRMファイルが読み込まれると,
モデルの3Dプレビューとスプリングボーングループの一覧が表示されます。
- ポーズの選択
T Pose, A Pose,Sit,Swing,Shakeのボタンを押すと,ポーズを選ぶことができます。
Sitは椅子に座った体制でスカートぼわんの確認に使えます。
Swingは横,Shakeは前後の回転で,しっぽの揺れ方確認に便利です。
- スプリングボーンの設定
スプリングボーングループの一覧の各パラメータを書き換えてください。
書き換えた後,どこか他の部分をクリックする(フォーカスが外れると)反映されます。
Stiffnessはボーンの硬さ,GravityPowerは重力,DragForceは摩擦,HitRadiusボーンの太さと考えていいと思います。
重ね着をしていると同じ名前のグループが出てきたりいますが,パラメータを変えると少し動くので,それで判断してください。
(全部変えると言う方法もあります。)
- スカートぼわん対策
Sitのポーズにして,SkirtのGravityPowerを0.2程度に設定します。
(三日月工房さん)
裾の長いワンピースは,これでうまくいきますが,
揺れの収まりが少し早くなりますので,DragForceを少し下げるなどした方が良いかと思います。
また,立ち姿勢の時にスカートの裾がやや細くなります。
ちょうどVRoid studioで「スカートをすぼめる」を増やしたようになるので予め少し下げるか,
「スカートを膨らませる」を少し増やしておくといいと思います。
- しっぽの調整
SwingかShakeのポーズにして,各パラメータを矯正してみてください。
最初DragForceを零にして,Stiffnessを調整し,少しずつDragForceを入れて行くと設定しやすいです。
馬のしっぽみたいに垂れているのはGravityPowerを使うといい感じになります。
- その他
HairやBustのグループもあるので,この辺の設定も変更できます。
Hairはグループ数が多いので見つけるのが難しいかもしれません。
BustのStiffnessを10とかにすると,男の子モデルの胸を動かなくすることなどに使えます。
女の子モデルでStiffnessを下げるとか,もう好きに遊んでみてください。
- VRMファイルのエクスポート
Exportボタンを押すとスプリングボーンの設定が反映されたVRMファイルがダウンロードフォルダに保存されます。
このとき,ファイル名は「new VRM.vrm」に固定されていますが,
ダウンロードフォルダに同じファイル名がある場合には,通常は「(2)」などの添字が付きます。
エクスポートしたファイルは,移動やリネームなどしてください。
スクリプトの実行